パリジェンヌのきれいの秘訣
ちょうどいい具合にマンゴーが熟してきたので、柔らかい果肉をスプンですくって口に含みました。まったりとした甘みと酸味が絶妙なバランスのフルーティな味…を感じることができません。 もう一口食べてみましたが、酸っぱいわけでも苦いわけでもなく何も味…
もう20年も前の話になりますが、エステティック専門学校の授業の一環として、美容整形クリニックを訪問したことがあります。 エステティックサロンの顧客層は美意識が高く、美容整形にも関心をお持ちのため、私たちエステティシャンの卵もその基礎知識を習…
冬の間に3キロ太ってしまいました。 時々プールで泳いでいますが、目覚ましい効果は得られません。 おめかししてもお腹周りがぽってりして、なんだか冴えない自分の姿を受け入れることができません。 でもダイエットをしても長続きしないのは重々承知してい…
La nature vous offre le visage que vous avez à vingt ans. La vie forme le visage que vous avez à trente ans. C’est à vous pour mériter le visage que vous avez à cinquante ans. Coco Chanel 20歳の顔は、自然の贈り物 30歳の顔は、あなたの生き様…
「ボンジュール マダム マルタン、ご機嫌いかがですか?」 淡いベージュ色のコートをお預かりしながら、近況をお伺いする。 「しばらく南仏の別荘で過ごしていたから、パリは風が冷たくて体調がすぐれないわ。 年を取ると寒さに弱くなるわね。お肌が突っ張る…
Le Bonheur est le secret de toute beauté. Il n’y a pas de beauté sans bonheur ? Christian Dior 幸せは、すべての美しさの秘訣です。 幸せでなければ、綺麗ではいられません。 まだ若かったころの私にとって、お洒落やお化粧は、自分を他人によく見せる…
フランスの優勝で幕を閉じた今夏のサッカーワールドカップ。 日頃はサッカーに関心のない私も、日本とフランスの試合はTVで応援しました。 その際に、サッカー選手の腕全体を覆っているタトゥーが目につき、日本では肩身の狭い思いをすることもあるタトゥー…
パリで働き始めたころ、フランス語を正しく話すために、発音矯正士について訓練をしました。 たとえばRの発音の場合、舌の先を歯の裏側にくっつけた状態でのどを震わせながら発音します。 先生の手書きのイラストに従い、目の前に置かれた鏡に向かって、自分…
私は大学生の頃、マリー・ローランサンの描く、パリの女性たちに憧れていました。 当時、蓼科高原のマリー・ローランサン美術館*で目にしたシフォンのドレスをふんわりと身にまとい、つま先で軽やかに飛び跳ねているような洗練された女性たち。 淡いグレ-と…
パリで話題の「ミルフィーユ美容法」 ミルフィーユは私の大好物。 サクサクのパイと濃厚なバニラクリームをほおばる瞬間のこの幸せな気分は、きっと私をきれいにしてくれるに違いありません。 でも、いくら美容のためとはいえ、クリームがたっぷりのったパイ…
匂いも魅力のうち、香水つけない女に未来はない 私は結婚当初、夫から洗濯し過ぎだといわれました。 「だって、枕カバーもシーツも、あなたの匂いがするのだもの。洗わなきゃいけないでしょ!」 「僕のものに僕の匂いがするのは当たり前だよ。臭いわけじゃな…
30年以上前、日本の化粧品メーカーがフランス市場に参入した当初は、 「日本製のクリームを塗ると、肌が〔日本人のように〕黄色くなる!」 と中傷されたそうですが、今では日本女性の陶器のような滑らかな肌はフランス女性の憧れであり、日本製化粧品=ハ…
20年以上前の日本でのOL時代、私の綺麗に欠かせない化粧品がふたつありました。 まずひとつ目は、クレ・ド・ポーのファンデーション。 当時の私は、夜更かしがたたって寝不足でしたが、それにもかかわらず、このファンデーションのおかげで、私の肌は一…
まだ私が若かったころの思い出話。 フランス語教室のアラン先生と映画に行くと、 彼は座席に着くや否や、 ‟Trouvez-vous quelqu’une qui est plus belle que vous dans cette salle? ” と私の耳元でささやく。 最初は声が小さすぎてよく聞き取れない。徐々に…