千代に八千代にパリジェンヌのように美しく

パリのエステシャンがあなたに伝えたい、年を重ねても美しいパリジェンヌのきれいの秘訣

しわもたるみも私の年輪  50歳の顔は、私の功績

 

La nature vous offre le visage que vous avez à vingt ans.

La vie forme le visage que vous avez à trente ans.

C’est à vous pour mériter le visage que vous avez à cinquante ans.

                                                                                     Coco Chanel

 

20歳の顔は、自然の贈り物

30歳の顔は、あなたの生き様

50歳の顔は、あなたの功績     ココ シャネル

 

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私は50歳を過ぎてから、首に2本くっきりとついたしわが気になるようになってきました。毎朝毎晩、顔と同様に首にも欠かさずに美容液とクリームを塗りお手入れをしてきましたが、首は絶えず上下左右に動かす部分なので、仕方がないですね。

最近は、襟元の詰まっていない洋服を着ると、このしわのせいで、顔まで老けて見えるので、ついついスカーフを巻くことが増えてきました。

冬はいいですが、暖かくなってきたらどうすればいいでしょうか?

 

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私が新米の頃、大ベテランの先輩エステティシャンに尋ねたことがあります。

「首のお手入れ専用の化粧品を使えば、本当にしわやたるみをなくすことができるのかしら?」

「一旦ついてしまった線は、完全に消すことなんてできないわ。でもね、そのために宝飾品があるのよ。素敵なネックレスをつけていれば、しわなんて目に入らないわよ!」

 

確かに年齢を重ねたパリジェンヌは耳たぶにも、首飾りにも、そして指輪も、大ぶりのアクセサリーを好んで身に着けています。これはお洒落のためだけでなく、老化をカムフラージュするためでもあるのですね。

 

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でも、日本のOL時代、

「小粒でも本物の宝石を身に着けるのが大人の女性のお洒落である」

と、女性誌で読んだような記憶があるのですが…。

細いチェーンや控えめなパールやダイヤのネックレスでは、肌のたるみやしわには勝てません。けれども大粒の宝石なんて、たやすく手に入りませんよね…。

 

ご心配なく。

かのジャクリーヌ・ケネディ・オナシスが愛用していた3連パールネックレスが実はフェイクだったのは有名な話ですね。

シャネルのロングネックレスのパールもガラス玉です。

本物でなくてもエレガントに装うことはできるのです。

大切なのは、センスのいいアクセサリーを身に付けて、自分の魅力を高めることです。

50歳を過ぎたら、自分の功績、すなわち人生の積み重ねによってつくられたしわやたるみにも誇りをもって、自分の年輪に負けないくらいに飾りませんか?

 

 

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ところで、パリジェンヌはよく瞳の色に合わせておしゃれを楽しんでいます。

ブルーの瞳に合わせてブルーのイヤリングやマフラーをすると自慢の青い瞳がさらに際立ちます。

グリーンの瞳にエメラルドグリーンのアクセサリーを身に着けるとその瞳はさらなる魅力を発揮します。

パリジェンヌは、ブルーやグリーン、ノワゼットと言われる明るい茶色、そして薄いグレー、瞳の色もさまざまなので、個性を出すことができますが、日本人は皆こい茶色か黒になってしまいますよね。

そこで、たとえば、アイシャドウや口紅の色に合わせてコーディネイトしてみてはいかがでしょうか?

もちろん、太目のシルバーやゴールドのネックレスも首や胸元の肌の衰えをしっかりカムフラージュしてくれます。

 

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もう一つの加齢による悩みである目元の肌のたるみやくすみ、くまといった皆に共通の悩みは、眼鏡をかけているとカバーできますね。

 

近眼で眼鏡を手放せなかった友人は、同世代が老眼鏡を必要とするようになった今、逆に裸眼で新聞が読めるようになってきました。

車を運転する時以外は眼鏡なしでも生活に支障はないとのことですが、ただ一つ気がかりがあり、未だに眼鏡をかけています。

なぜかといえば、眼鏡をはずすと、目元のたるみやしわが丸見えで、老けて見られるからだそうです。

長年見慣れているからでしょうが、確かに彼女のチャームポイントの赤い眼鏡がなくなると、いつものイキイキした表情は失われ、年齢相応に疲れが目についてしまいます。

毎朝10分くらい余計に時間がかかりますが、眼鏡の代わりに、入念なアイメイクを施し、頬紅と口紅をこれまでよりも赤みのある色にすることでカバーすることもできます。

最近は、黒いフレームが流行っていますが、50代からは、黒よりも赤や青など明るい色を選べば、お顔を引き立ててくれます。

服装に合わせて眼鏡もコーディネートすると、なお素敵に見えますね。

 

 

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もちろん、ウイークポイントから目をそらすだけでなく、お肌のお手入れに精を出すことも大切です。

就寝前に、きちんとクレンジングをして一日の汚れを落としてから、しっかりとお肌を労わってあげてください。

つい忘れがちな、首から顎の下にもしっかりとクリームを塗布してから、首の左右にぴったりと手のひらをつけて、下から上に首からあご下、そして頬までしっかりとクリームをなじませることを忘れないでください。次に首の中央にも同様に行ってください。

美容に関しては、努力は必ず報われます。

 

最後に、50歳を過ぎても自分の顔に自信の持てないあなたへ

悲観する必要なんてありません。今からでも十分間に合います。

 

かのヘレナ・ルビンスタイン女史はこういいました。

 

There are no ugly women, only lazy ones.

「醜い女性なんて存在しません。怠け者なだけです」

 

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もし、鏡に映った自分をきれいだと思えなくなったら、毎朝10分だけ早起きして自分の顔と向き合いましょう。

努力は必ず報われます。

人生まだまだこれからです。

怠け者から脱出しましょう。